死刑でいいです [ 池谷孝司 ]のレビューは！？

年齢不詳さん
とても分かりやすく読めました。良いお買い物でした。

年齢不詳さん
死刑制度に興味があり手に取りました。 山地悠紀夫・元死刑囚と彼が起こした事件についてはこの本で初めて知りました。彼の死刑が執行された年、私は高校1年生でした。 私は、殺人を犯した者は否応なく極刑に処されるべきだと偏屈な考えを持っていました。しかしこの本を読み終えた今、私の考えが90度変わりました。死刑に賛成かと聞かれれば絶対に賛成だとは言い切れません。正直、死刑制度の是非についてはわからなくなりました。 世の中には残念ながら、身勝手な私利私欲の為に殺人を犯す者がいます。自殺する勇気がないと言って他人を殺し死刑によって死にたいと言う者もいます。そのような人たちに、死刑制度は凶悪犯罪の抑止力になり得るのでしょうか。生きて償わせるのも選択肢としてはありかもしれません。しかし、それで遺族は納得するでしょうか。考えれば考えるほど日本の死刑制度には矛盾を感じます。 私が山地・元死刑囚に同情する点は、貧困が彼の人格形成に大きな影響を与えてしまったことです。生まれてくる子どもは親を選ぶことはできませんし、金銭的なことは子どもにはどうしようもできません。彼に関する本は数冊読んでいますが、もしかしたら私もこうなっていたかもしれないと考えずにはいられません。

年齢不詳さん
到着したばかりで、まだ読んでませんが、じっくり読もうと思ってます。

年齢不詳さん
性格を作る上で父親の暴力の影響も考える必要があるという意見がカウンセラーへのインタビューで出てきて、そういう見方もあるのかと感じました。いろんな要素があって、山地の人格ができたってこと？結構、目からうろこ的な分析がいろいろありました。

50代 女性さん
極刑というのは反対の立場だったのですが、ここ数年凶悪な事件や安易に殺人に走ってしまう事件が多く目につき、更生とは？といろいろと考えるようになりました。 この本を手にしてみて、ますます結論がでなくなりました。 でも、やっぱり、社会全体の問題としていくしかないのではないかとは思うのです。

40代 女性さん
２度目の事件を起こした時に、「母親を殺した感覚が忘れられなかった」とコメントが報道されていたのを覚えています。 殺人場面の描写は読んでいて恐怖を覚えました。亡くなった方や関係者の恐怖や無念さ・憤りは想像を絶しますし、彼のしたことは許されるべきではありません。 しかし、本の題名の言葉を無気力に吐く彼の一生（命）ってなんだったのでしょうね。他人の気持ちが分からず、反省する力がない発達障害を持っていたため、結局自分の気持ちを認識することが出来ずに、自分の居場所も探せず、誰からも手を差し伸べられることのなかった彼が気の毒でした。

40代 男性さん
生育過程やその他もろもろの過程から、考えさせられた。

30代 女性さん
涙が出ました、、、 切ない。 自分の存在価値が分からないまま 死刑になっていった 彼の罪は罪で許されないけど、 彼も被害者みたいなもの、、